オーラとチャクラは、スピリチュアルな世界でよく耳にする言葉ですが、その深い関係性をご存じでしょうか。
オーラは体を取り巻くエネルギーの層、チャクラは体内のエネルギーセンターを指します。
この2つの関係性を理解することで、心身のバランスを整えるヒントが見えてきます。本記事では、オーラとチャクラの基本から色の意味、整え方まで、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。
もくじ
オーラとチャクラとは?基本的な意味と違い

オーラとチャクラは密接に関係していますが、それぞれ異なる概念です。以下で詳しく解説していきます。
オーラの定義と特徴
オーラとは人間や生物の体を取り巻く目に見えないエネルギーフィールドのことです。生命エネルギーが放射される光の層として、古くから多くの文化で認識されてきました。
オーラは感情や思考、健康状態によって色や大きさが変化し、その人の内面的な状態を映し出す鏡のような存在といえます。
敏感な人はこのオーラを色や光として感じ取ることができ、その人の性格やエネルギー状態を読み取ることが可能とされています。
チャクラの定義と役割
チャクラとはエネルギーが出入りしているところでを指します。このエネルギーが車輪のように体中を回って活力を生み出しています。
チャクラはサンスクリット語で「車輪」や「回る」という言葉意味しており、全身に1~7つのチャクラがあり、エネルギーの循環しているとされています。
つまりエネルギーが出入りしている場所であり、肉体や精神を繋いでいる気の通り道ということです。
オーラとチャクラの違いと関係性
オーラとチャクラの最大の違いは、オーラが体の外側に広がるエネルギー場であるのに対し、チャクラは体内の特定の位置にあるエネルギーポイントというところです。
しかし、この2つは深く連動しています。チャクラが整い活性化すると、そこから放出されるエネルギーが増し、オーラは明るく輝きます。
逆に、オーラが乱れている状態は、チャクラの不調を示すサインでもあります。つまり、チャクラは内なるエネルギー源であり、オーラはその外的な表現といえるでしょう。
両者を整えることで、エネルギー全体のバランスが向上します。
オーラとチャクラの色の関係

オーラとチャクラは、それぞれ固有の色を持ち、その色には深い意味があります。
色の解釈は流派や伝統によって若干の違いがありますが、基本的な色のエネルギー特性は共通しています。
ここでは一般的に広く認識されている色の意味をご紹介します。
チャクラの基本7色と意味(赤〜紫)
7つの主要チャクラは、それぞれ虹の7色に対応しています。
7つのチャクラ
・第1チャクラ(ルートチャクラ)は赤色で生存本能と安定
・第2チャクラ(セイクラルチャクラ)はオレンジで創造性と感情
・第3チャクラ(ソーラープレクサルチャクラ)は黄色で自信と意志力を表します
・第4チャクラ(ハートチャクラ)は緑で愛と調和
・第5チャクラ(スロートチャクラ)は青でコミュニケーション
・第6チャクラ(サードアイチャクラ)は藍色で直感と洞察
・第7チャクラ(クラウンチャクラ)は紫で精神性と宇宙意識を象徴しています
各チャクラの色が鮮やかで明るいほど、健全に機能していることを示します。
オーラの色が示す心理状態やエネルギー
オーラの色は感情や精神状態を反映します。赤は情熱や活力、オレンジは社交性や創造性、黄色は知性や楽観性を表します。また緑は癒しや思いやり、青は冷静さやコミュニケーション能力、紫は高い精神性を示します。
ピンクは愛情深さ、白は純粋性や保護のエネルギーを表し、茶色やグレーなどの濁った色は、ストレスやネガティブな感情が蓄積している状態を示唆します。
オーラは常に変化し、その時々の心身の状態を映し出していますよ。
オーラの色とチャクラの対応関係まとめ

| チャクラ(場所) | 基本の色 | オーラとの対応 | 色が示す意味 |
| 第1チャクラ(尾てい骨) | 赤 | 赤いオーラ | 生命力・安心感・グラウンディング |
| 第2チャクラ(下腹部) | オレンジ | オレンジのオーラ | 創造性・感情・人間関係 |
| 第3チャクラ(みぞおち) | 黄色 | 黄色のオーラ | 自信・意志力・行動力 |
| 第4チャクラ(胸中央) | 緑(またはピンク) | 緑/ピンクのオーラ | 愛・調和・癒し |
| 第5チャクラ(喉) | 水色 | 青いオーラ | 表現力・コミュニケーション |
| 第6チャクラ(眉間) | 藍色 | インディゴのオーラ | 直感・洞察力・精神性 |
| 第7チャクラ(頭頂部) | 紫(または白) | 紫/白のオーラ | 高次とのつながり・悟り |
オーラの色とチャクラは密接に対応しており、特定のチャクラが活性化すると対応する色が強く現れます。7つのチャクラの色がバランスよくオーラに表れている状態が理想的です。
どの色が強く出ているかで、活発なエネルギーセンターとケアが必要な箇所を知ることができます。
オーラとチャクラを整えるメリット

オーラとチャクラを整えることで、心身のあらゆる面でポジティブな変化が期待できます。
エネルギーの流れがスムーズになると、日常生活の質が向上し、内面から輝く自分を取り戻すことができるでしょう。
心身のバランスが整う
オーラとチャクラが整うと、心と体の調和が取れます。エネルギーの詰まりが解消され、原因不明の疲労感が軽減されます。
まず、感情が穏やかになり、ストレスへの耐性が高まります。さらに質の良い睡眠が取れるようになり、朝の目覚めがスッキリします。免疫力が向上し、体全体の回復力が高まることで、健康的な毎日を送りやすくなるでしょう。
そして心身のバランスが整うことは、生活全般における幸福感の向上につながります。
人間関係や仕事運の向上
エネルギーが整うと、人間関係に良い影響が現れます。オーラが明るく輝いている人は好印象を与え、人が集まります。
第4チャクラが開くと思いやりや共感力が増し、人との絆が深まるでしょう。そして第5チャクラが整うと、自分の意見を適切に表現でき、コミュニケーションが円滑になります。
仕事面では、第3チャクラの活性化により自信と行動力が高まり、目標達成能力が向上しますよ。直感力も冴え、適切な判断ができるようになり、キャリアアップのチャンスをつかみやすいです。
直感力やスピリチュアル感度が高まる
特に第6チャクラと第7チャクラが開くと、直感力が格段に向上し、物事の本質を見抜く力が高まります。日常生活でも「なんとなく」の感覚が鋭くなり、適切なタイミングで選択できるようになりますよ。
スピリチュアルな感度が上がり、宇宙や自然とのつながりを実感し、人生に対する深い洞察が得られるでしょう。
瞑想やヒーリングの効果も感じやすくなり、精神的な成長が加速。内なる声に耳を傾けることで、自分らしい人生の方向性が見えてきます。
オーラとチャクラを整える方法

オーラとチャクラを整えるには、さまざまなアプローチがあります。日常生活に取り入れやすい方法から専門的な技法まで、自分に合った方法を見つけて継続することが大切です。
瞑想によるオーラ・チャクラ調整
瞑想は、オーラとチャクラを整える最も基本的で効果的な方法です。テレビなどの電源を切り、集中できる静かな場所に座り、深い呼吸とともに意識を内側に向けます。
チャクラ瞑想では、各チャクラの位置に意識を集中させ、対応する色をイメージしながら光が広がっていく様子を想像しましょう。毎日5分から10分程度でも、継続することで効果が実感できます。瞑想中は雑念を手放し、今この瞬間に集中することが重要です。
定期的な瞑想習慣により、心が落ち着き、エネルギーのバランスが自然と整っていきます。
呼吸法でエネルギーを巡らせる
呼吸は生命エネルギーを取り込む最も直接的な方法です。深くゆっくりとした呼吸を意識することで、チャクラにエネルギーが行き渡り、オーラが活性化します。
基本的な呼吸法として「4-7-8呼吸法」(鼻から4秒吸って、7秒止めて、8秒かけて口から吐く)が効果的です。
吸う息で宇宙のエネルギーを、吐く息で体内の淀んだエネルギーを手放すイメージを持つと浄化効果が高まります。これは場所を選ばず、通勤中やデスクワークの合間にも実践できますよ。
カラーセラピーやアロマを活用する
色や香りはチャクラとオーラに直接働きかけます。カラーセラピーでは対応する色の服や食べ物を取り入れてエネルギーを調整します。例えば、第4チャクラを開きたい時は緑色のものを活用しましょう。
アロマテラピーでは、ラベンダーは第7チャクラ、ペパーミントは第6チャクラ、ペパーミントは第5チャクラ、ジンジャーは第1チャクラに効果的です。
お風呂に精油を垂らしたり、ディフューザーで香りを広げることで、リラックスしながらエネルギー調整ができますよ。
ヒーリング・レイキなどの外部アプローチ
専門家によるヒーリングセッションは、深いレベルでのエネルギー調整に有効です。レイキは施術者が手を通じて宇宙エネルギーを伝達し、チャクラとオーラのバランスを整えます。
クリスタルヒーリングでは対応する石を体に置いてエネルギーを調整し、サウンドヒーリングは振動によってチャクラを整えます。
これらの外部アプローチは、深い部分のブロック解放に役立ちますので、信頼できる施術者を見つけて、定期的にセッションを受けることをおすすめします。
オーラとチャクラをセルフチェックする方法

自分のオーラやチャクラの状態を知ることは、適切なケアを行う第一歩です。
専門家に見てもらう以外にも、自分自身で確認できる方法があります。日常の中で気軽に実践できるセルフチェック法を学ぶことで、エネルギーの変化により気づけるようになります。
自分で感じるオーラの色をイメージする方法
静かな場所でリラックスし、目を閉じて深呼吸します。心が落ち着いたら、自分の体を包む光や色をイメージしましょう。最初に浮かんだ色が、今のオーラを表しています。何も見えなくても「温かい」「冷たい」などの感覚がヒントになります。
朝起きた時や大切な決断の前など、異なるタイミングで試してみると、オーラの色が変化することに気づきます。
これらを日記に記録することで、感情やエネルギー状態との関連性が見えてくるはずです。繰り返し練習を重ねることで、感度が高まっていきます。
鏡や手のひらでオーラを観察するワーク
白い壁の前で鏡に映る自分を見つめると、体の周りに薄い光が見える場合があります。
手のひらを使った方法では、両手のひらを胸の前で合わせ、ゆっくりと10〜15センチほど離します。温かさや磁力のような感覚を感じたら、それがオーラのエネルギーです。
また白い紙の上に手をかざし、指先の周りにも、モヤが見えることもあります。照明を暗くすると観察しやすくなりますよ。毎日短時間でも練習することで、オーラを感じ取る能力が高まっていくはずです。
チャクラの開閉を感じるセルフワーク
各チャクラの位置に手をかざし、温かさや冷たさ、ピリピリした感覚を観察します。活性化しているチャクラは温かく、ブロックされているチャクラは冷たかったり何も感じません。
体を横たえて各チャクラに意識を向け、軽く感じるか重く感じるかをチェックする方法もあります。軽く開いている感覚があれば活性化しており、重く詰まった感じはエネルギーが滞っている可能性があります。
ペンデュラム(振り子)を使って、各チャクラの上での回転の仕方で判断する方法もありますので、試してみましょう。
オーラとチャクラが乱れているサイン

エネルギーの不調は、さまざまな形で日常生活に現れます。体や心の変化を通じて、私たちはエネルギーの状態を知ることができます。以下のようなサインに気づいたら、オーラとチャクラのケアが必要な時期かもしれません。
体調不良や慢性的な疲労
特定の原因が見当たらないのに疲れている、朝起きるのがつらい、体が重く感じるのはエネルギーの流れが滞っているサインです。
チャクラがブロックされると、対応する身体部位に不調が現れます。第5チャクラが詰まると喉の痛みや甲状腺の問題、第4チャクラの不調は胸の圧迫感や呼吸の浅さとして現れます。
慢性的な頭痛は第6・7チャクラの不調、下腹部の問題は第2・1チャクラの乱れと関連しているかもしれません。医学的に異常が見つからない場合は、エネルギーレベルでのケアが効果的な可能性がありますよ。
ネガティブな思考が増える
理由もなく不安や恐怖を感じたり、自己批判的な思考が止まらないのはオーラが弱まっているサインです。外部からのネガティブなエネルギー影響を受けやすくなります。
第3チャクラが乱れると自信を失い、第4チャクラが閉じると孤独感が強まります。過去のトラウマがチャクラをブロックし、ネガティブな思考を生み出すこともあります。
心に暗い雲がかかった感覚が続く場合は、エネルギー浄化とチャクラ調整が必要です。
人間関係のトラブルが増える
第5チャクラと第4チャクラが乱れると、コミュニケーションに問題が生じやすくなります。誤解されやすく、言いたいことが伝わらず、些細なことで衝突します。
オーラが弱いと、エネルギーバンパイア(他者のエネルギーを奪う人)に狙われやすく、特定の人といると疲れます。自分のエネルギーが乱れて周囲に不快感を与えることもあります。
境界線が曖昧になり、他者の感情に巻き込まれやすくなることも、チャクラとオーラのバランスが崩れているサインです。
やる気・集中力の低下
第3チャクラが弱まると意志力や行動力が低下し、やる気が出なくなります。目標を設定しても実行に移せず、決断ができません。
第6チャクラが乱れると集中力が散漫になり、記憶力や思考の明晰さが失われます。仕事や勉強に身が入らず、ミスが増えるでしょう。
また第1チャクラが不安定だと、地に足がつかない感覚があり、現実的なタスクに取り組むことが困難になります。エネルギー全体が低下すると、人生への情熱や目的意識が薄れ、日々が過ぎていくだけになるので注意です。
オーラとチャクラを日常で整える習慣

特別な時間を取らなくても、日常生活の中でオーラとチャクラを整えることができますよ。毎日の行動や思考の選択が、エネルギーに直接影響を与えます。小さな習慣の積み重ねが、大きな変化をもたらし、あなたの人生を豊かにしていくでしょう。
食生活でチャクラをサポートする
食べ物はエネルギー的な影響も与えます。各チャクラに対応する色の食材を摂取することで、チャクラを活性化できます。トマトなどの赤い食材は第1チャクラ、にんじんなどのオレンジ色の食材は第2チャクラを強化します。
バナナなどの黄色い食材は第3チャクラ、ほうれんそうなどの緑の野菜は第4チャクラ、魚介類は第5チャクラを強化し、ブルーベリーは第6チャクラ、そして白米や塩などは第7チャクラに効果的です。
また、新鮮で自然な食材は波動が高くオーラを明るくし、身体をサポートしてくれます。
自然の中でエネルギーをリセット
森林浴や散歩など、自然の中で過ごす時間は乱れたエネルギーをリセットし、オーラを浄化します。裸足で土や芝生を歩く「アーシング」は第1チャクラを安定させます。
太陽の光を浴びることは全チャクラを活性化し、特に第7チャクラに良い影響を与えます。また、植物に触れることでエネルギーを受け取ることができます。川や滝の近くではマイナスイオンによる浄化効果が期待できますよ。
自然の中で深呼吸し、五感で感じることで、心身のバランスが整っていくでしょう。
ポジティブな言葉・感情を意識する
言葉と思考は強力なエネルギーを持ちます。そしてネガティブな言葉は、エネルギーを低下させオーラを濁らせます。逆に感謝の言葉や肯定的なアファメーションは、波動を高めチャクラを活性化します。
「私は愛されている」など、自分を肯定する言葉を唱えることで第4チャクラと第3チャクラが強化されます。また、他者への思いやりの言葉や行動も自分のエネルギーを高めます。
笑顔で過ごし、楽しいことを見つけ、喜びを感じることは、オーラを明るく輝かせてくれるはずです。
毎日のセルフヒーリング習慣をつくる
就寝前や起床時に簡単なセルフヒーリングの時間を設けることをお勧めします。
まず、体を横たえて各チャクラに白い光が流れるイメージをします。5分程度の瞑想や呼吸法でも継続することで効果があります。入浴時に温かいお湯が淀んだエネルギーを洗い流すイメージを持つのも効果的です。
さらにセージで空間を浄化したり、クリスタルを身につけたりすることも役立ちます。日記で感情や体調を観察することで、エネルギーの変化に気づきやすくなります。これらを毎日続けることでバランスが安定していくでしょう。
オーラとチャクラの科学的視点と注意点

オーラとチャクラの科学的研究が進められています。
神経科学では特定の音の振動が脳や体に影響を与えることが分かり、量子生物学では生体フォトンがチャクラの位置に集中していることが発見されています。またチャクラが整うことでストレスホルモンが低下することも確認されており、科学的アプローチの可能性が示されています。
ただし主流科学ではまだ完全には解明されていません。重要な注意点として、チャクラのケアが医療の代替になると考えることは危険です。
健康問題がある場合は医療機関での診断が最優先です。スピリチュアルなアプローチは補完的な手段に過ぎません。
また、高額なセッションの勧誘には注意が必要です。チャクラは自己理解と成長のツールとして活用することが大切ですよ。
オーラとチャクラを理解してエネルギーバランスを整えよう
オーラとチャクラの関係性を理解することは、自分自身の内なるエネルギーと向き合う第一歩です。心身の不調に気づき、より健やかで充実した日々を送るためのヒントを与えてくれます。完璧を目指す必要はなく、日々の小さな習慣があなたのエネルギーを整えていきます。
瞑想や呼吸法、自然とのふれあい、ポジティブな言葉など、今日からでも始められる方法があります。自分に合った方法を見つけ、楽しみながら実践してみてください。エネルギーが整うと、人生がより軽やかで豊かになることを感じられます。
自分自身を大切にし、愛と感謝の気持ちを持って毎日を過ごすことで、チャクラとオーラは自然とバランスを取り戻していくでしょう。
この記事を執筆した人

夢耶
心と魂に寄り添うスピリチュアル占い師
タロット・オラクルカード・宿曜占星術・数秘術・夢占いを用いて、一人でも多くの人が前向きに歩めるようにと、人々の心に光を灯す鑑定を行う。
またオンライン鑑定やライブ配信鑑定を中心に、相談者に寄り添う鑑定も行う。
ライターとしても活動しており、自身の経験をもとに、実践的で寄り添うアドバイスを届けています。
